柱彫刻
竜骨座星雲
2010_09_16
 ハッブル宇宙望遠鏡によって撮られたこの柱は,竜骨座星雲にあり,水素とチリからできており,高さ1光年に達する。大質量の星からの猛烈な太陽風および強力な放射線により周囲の星雲を彫刻しているように見えるが,逆に濃厚な星間物質があり,そのの中で新しい星が誕生している。
 竜骨座星のこの柱は,2010年の酸素光(酸素原子によって発せられた光)の中で得られたものと,2005年の水素光(水素原子によって発せられた光)での合成物である。
 
りゅうこつ座星雲
 りゅうこつ座星雲(Carina Nebula)は,いくつかの散開星団に囲まれた大きく明るい星雲である。りゅうこつ座イータ星とHD 93129Aという,銀河系で最大級の重さと光度を持つ恒星の2つがこの星雲の中にある。地球からは、6500光年から1万光年離れていると推定されている。りゅうこつ座星雲は,りゅうこつ座の中に見え,いて・りゅうこつ腕の中に位置する。この星雲には、いくつかのO型星が含まれる。
 空に見える散光星雲としては最も大きいものの1つである。有名なオリオン星雲よりも4倍も大きく明るいが,南半球の高緯度地方でしか見られないため,それほど知られていない。1751年から1752年に喜望峰でニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって発見された。
 大きな明るい星雲の中,りゅうこつ座イータ星のすぐ周囲に より小さな星雲があり,人形星雲として知られている。これは、1841年にりゅうこつ座イータ星が大きなアウトバーストを起こしてできたものだと考えられている。これにより,りゅうこつ座イータ星は,一時的に全天で2番目に明るい恒星となった。(ウイッキーペディアより)
 
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